れいわがんねんはいつから?令和の意味は希望・元号のトリビアまとめ

令和

2019年4月1日に新元号が発表されました!

 

1989年から続いた「平成」の時代が終わって新しい「令和(れいわ)」の時代が始まりましたね!

 

令和元年2019年5月1日~2019年12月31日となります。

 

つまり、2019年1月1日~2019年4月30日までが平成なんですね。

 

令和

引用元:Twitter

 

新元号「令和(れいわ)」の意味は「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」。

 

令和

引用元:Twitter

 

安倍首相の会見で発表されましたね。

 

令和(れいわ)の由来はなんと、万葉集から!

 

ついでに、他の元号の意味も調べてみました。

 

元号にまつわる面白いトリビア(豆知識)についてお伝えします!

 

令和の意味には色々な受け止め方が!?

安倍首相の発表では、「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」とのことでした。

 

出典となった万葉集から、令月風和から2文字選ばれました。

 

万葉集の梅花の歌三十二首の序文令月とあります。

 

「時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。加之、曙の嶺に雲移り、松は羅を掛けて蓋を傾け、夕の岫に霧結び、鳥はうすものに封めらえて林に迷ふ。」

 

令月は何事をするにもよい月という意味のようですね。

 

令は優れた、立派なという意味も持ちますので、心機一転、良い年代にしようと言う意味が込められているように思えました。

 

和に関しては、調和や平和を愛する姿勢が感じられますね。

 

令和

引用元:Twitter

 

悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さのあとに春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のよう一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいという思いを込め、令和に決定しました。引用元:BLOGOS編集部

 

令和には「梅の花のように日本人が明日への希望を咲かせる」という、とても良い意味をもっているんですね。

 

令和が、希望に満ちた新しい時代の幕開けになることを期待してやみません。

 

こんな感想もありますが、実際のところ良い時代になってくれることを期待しています!

 

 

近年の元号の意味を調べて分かった衝撃の事実!?

平成

引用元:Twitter

 

平成から明治まで、近年の元号にまつわるトリビアをご紹介します!

 

平成にまつわるトリビア

平成は、「国の内外、天地とも平和が達成される」という意味です。

 

「平成」の由来は『史記』五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」

 

史記

引用元:Wikiwand

 

また、『書経(偽古文尚書)』大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」から名づけられました。

 

書経

引用元:四書五経

 

書経の偽古文尚書=偽書の疑いがあって、元号にはふさわしくないという意見もあったようですね。

 

提案者は東洋史学者で東京大学名誉教授の山本達郎さんです。

 

昭和にまつわるトリビア

昭和は、「国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う」という意味です。

 

「昭和」の由来は、四書五経(ししょごきょう)の一つ書経堯典の「百姓昭明、協和萬邦」。

 

四書五経

引用元:四書五経

 

「百姓(ひゃくせい)昭明にして、萬邦(ばんぽう)を協和す」と読みます。

 

古代中国の伝説の王、堯(ギョウ)を讃えた文章から名づけられました。

 

提案者は漢学者・吉田増蔵さんです。

 

大正にまつわるトリビア

大正は、「天の徳が支障なくゆきわたり、政(まつりごと)が正しく行われる」という意味です。

 

「大正」の由来は『易経(えききょう)』彖伝・臨卦の「大亨以正、天之道也」

 

易経

引用元:易経

 

「大いに亨(とほ)りて以て正しきは、天の道なり」と読みます。

 

提案者は不明です。

 

明治にまつわるトリビア

明治は、「聖人が北極星のように顔を南に向けてとどまることを知れば、天下は明るい方向に向かって治まる」という意味です。

 

「明治」の由来は『易経(えききょう)』の「聖人南面而聴天下、嚮明而治」。

 

「聖人南面して天下を聴き、明に嚮(むか)ひて治む」と読みます。

 

易経

引用元:易経

 

松平春嶽(16代越前福井藩主)が複数案を出して、天皇自らくじ引きで選んだようですね。

 

「明治」は、一世一元の制の最初の元号になりました。

 

一世一元の制(いっせいいちげんのせい)とは、元号を君主(皇帝、天皇、国王)の在位中には変えない制度のことを言います。

 

歴史上で割と有名な元号の意味もネタの宝庫!?

安政の大地震

引用元:Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN

 

日本史を紐解くうえで、特に覚えのある有名な元号にまつわる、トリビアを拾い出してみました!

 

慶応(けいおう)にまつわるトリビア

「慶応」は江戸時代最後の元号です。

 

旧字体は慶應で、慶応義塾大学はこの年号を取って名づけられました。

 

慶応義塾大学

引用元:慶応義塾大学

 

「慶応」の由来は『文選(もんぜん)』の「慶雲応輝、皇階授木」。

 

『文選』の「慶雲応(まさ)に輝くべし、皇階を木よりさずかる」と読みます。

 

「慶雲(瑞雲)とはめでたい時の前触れとして出る雲を指し、それに応える」と言う意味です。

 

古代中国では皇帝が変わる時に、前代皇帝が次代皇帝に五行(木、火、土、金、水)のいずれかを授ける習慣がありました。

当時の王朝がその中から、木の字を選んだのは、「春」の象徴である樹木の成長・発育するようにとの願いが込められていたようです。

 

唐橋在光(式部大輔)の提案。

 

安政(あんせい)にまつわるトリビア

「庶民が今の世の中の暮らしに満足していれば、治めている君主の地位は安定する。」という意味です。

 

「安政」の由来は『群書治要(ぐんしょちよう)』巻38の「庶民安政、然後君子安位矣」。

 

歴史上有名な、「安政の大獄」「桜田門外の変」が起きたことで、覚えている方も多いのでは?

 

吉田松陰

引用元:鎌倉ではたらく太守のブログ – はてなブログ

 

吉田松陰や井伊直弼、一橋慶喜など、有名人も多数いますね。

 

菅原聡長の提案。

 

享保(きょうほう)にまつわるトリビア

「天から大命を授けられ、そして万国を平和に保つ」という意味を持ちます。

 

「享保」の由来は『後周書(こうしゅうしょ)』にある「享茲大命、保有万国」

 

徳川吉宗

引用元:note

 

時代劇の暴れん坊将軍でおなじみの、8代将軍徳川吉宗による「享保の改革」で有名ですね!

 

元禄(げんろく)にまつわるトリビア

「元禄」の意味は解読できませんでしたが、平和な時代を願って名付けられたようですね。

 

「元禄」の由来は『文選(もんぜん)』の「建立元勳、以歷顯祿、福之上也」

 

忠臣蔵

引用元:Youtube

 

この時代に、時代劇で有名な「忠臣蔵」の赤穂浪士たちによる、吉良邸討ち入りが起こりました。

 

当時の江戸幕府将軍は第5代将軍の徳川綱吉です。

 

他にも、「俳句」で有名な松尾芭蕉、近松門左衛門の「曽根崎心中」など歴史上有名なエピソードがあります。

 

慶長(けいちょう)にまつわるトリビア

「周の文王の功徳はとても深くて厚いため、福慶(良いこと)がいつまでも続いていく」という意味です。

 

「慶長」の由来は『毛詩注疏(もうしちゅうしょ)』の「文王功徳深厚、故福慶延長也」。

 

徳川家康

引用元:Wikipedia

 

まだ豊臣秀吉が生前の頃の元号で、この慶長時代に徳川家康が江戸幕府将軍になることでも、有名な時代ですね。

 

歴史上有名な「関ヶ原の戦い」や、「大坂夏の陣」など、人気のある時代の元号で、ご存知の方も多いのでは?

 

応仁(おうにん)にまつわるトリビア

「応仁」の由来は『維城典訓(いじょうてんくん)』の「仁之感物、物之応仁、若影随形、猶声致響」。

 

仁之感物〔仁、これ、もの(大事なこと)に感ずること〕

物之応仁〔物、これ、仁に応え、対応していくいくこと〕

若影随形〔若し(もし)、影が本当の存在である、そのかたちの通りでにしていくならば〕

猶声致響〔なお、発する声の響き、そして施政の令も致さるならん〕

 

…といった意味を持つそうです。

 

応仁の乱

引用元:サライ

 

有名な「応仁の乱」で、歴史の授業で習った方もいらっしゃることでしょう。

 

大化(たいか)にまつわるトリビア

日本で最初の元号で特に有名なのが「大化」です。

 

歴史の授業でテストに必ず出るといっても過言ではない「大化の改新」=「645年」

 

大化の改新

引用元:Twitter

 

蘇我入鹿中大兄皇子中臣鎌足といった有名人物の名前も覚えている方が多いのではないでしょうか?

 

これ以後、国名を「日本」、「天皇」の称号として使用するきっかけになりました。

 

書経の「肆予大化誘我友邦君」、漢書(かんじょ=前漢の歴史書)の「古者修教訓之官務以徳善化民、已大化之後天下常亡一人之獄矣」

「宋書(そうしょ=中国南朝の宋の歴史書)」の「神武鷹揚、大化咸煕」が由来とされているようです。

 

元号の変わり種トリビアが意外過ぎる!?

元号 トリビア

引用元:TABIZINE

 

元号の中でも、特に変わったエピソードを持つものをご紹介します!

 

史上最短元号「暦仁」はわずか2か月14日!

元号史上最も短い期間しか使われなかった「暦仁(りゃくにん)」

 

わずか、2か月と14日(通算年日数)で改元されたのは、暦仁=略人だと解釈されたからだそうです。

 

暦仁

引用元:Deskgram

 

意味は、略人(この世から人がいなくなる)という風評被害が原因だとか!!

 

当時の人たちも暦仁(りゃくにん)とは呼ばず、りゃくじんと呼んでいたようですね。

 

ちなみに、暦仁元年から、有名な鎌倉大仏の建立が開始されます。

 

最長元号「昭和」は62年14日!

逆に、元号史上最長期間の62年と14日間(通算年日数)使用されたのが「昭和」

 

第二次世界大戦

引用元:昭和毎日 – 毎日新聞

 

第一次、第二次世界大戦や、金融恐慌関東大震災などなど、歴史的にビッグイベントが立て続けに起こった時代です。

 

20世紀の大半を占める昭和の時代は、日本人の生き方が大きく変化した時代とも言えますね。

 

奈良時代に4文字の元号が存在した!!

「年号は漢字2文字が絶対条件だ!!」って思っていた方はいませんか?

 

実は違うんです!

 

4字年号(しじねんごう)と呼ばれる4文字元号が使われた時代が、昔の日本にはあったんですよ。

 

元号 4文字

引用元:ニコニコニュース

 

天平感宝(てんぴょうかんぽう)749年4月~同年7月

 

天平勝宝(てんぴょうしょうほう)749年7月~757年

 

天平宝字(てんぴょうほうじ)757年~765年

 

天平神護(てんぴょうじんご)765年~767年

 

神護景雲(じんごけいうん)767年~770年

 

この5つの4字年号は、特別ですね!

 

4字年号が最初に使用された、天平感宝を調べてみました。

 

天平感宝

引用元:国立歴史民俗博物館

 

改元の理由は『続日本紀』天平感宝二月丁未条によると「陸奥国、始めて黄金を貢る」とあります。

 

つまり、陸奥国で黄金が産出されたことを大いに喜んだのが当時の聖武天皇。

 

「御代の年号に字を加へ賜はく」として、天平に2文字を加えた、新しい元号に変えることを宣言されました。

 

感宝とは、三宝・神祇・天皇霊の感応により宝(黄金)が出現したという意味のようですね。

 

聖武天皇

引用元:アマゾン

 

わかりやすく言うと、「金が出たからめっちゃ感謝!!おめでたいから元号に2文字付け加えるわ!」ってことです。

 

また、唐・武周の則天武后の4文字元号の前例を、聖武天皇や光明皇后が倣ったという説もあります。

 

新元号まとめ

新元号

引用元:Twitter

 

以上、新元号の意味と、元号にまつわる面白トリビアをまとめてみました。

 

ネットでも様々な声が多数寄せられています。

 

メイプル超合金のカズレーザーさんのご本名が、なんと金子和令ということで、ビックリですね!!

 

 

 

ゴールデンボンバーもいち早く、令和のテーマソング「我らの平成は、令和の世へいざ行かん。」を発表!さすがに早すぎる気がw

 

元号に用いる漢字はこれまで中国古典(漢籍)を出典としてきた。政府は今回、漢文学や東洋史学だけでなく、国文学や日本史学を専門とする学者にも考案を委嘱したことを明らかにしている。
引用元:日本経済新聞

 

前述の通り、新元号・令和(れいわ)は万葉集がルーツのようですね。

 

歴史をさかのぼってみますと、それぞれの元号ごとにエピソードがあったことが理解できます。

 

興味のある方は、この機会に元号について調べてみるのも楽しいですよ!!

 

新元号

引用元:Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN

 

さて、日本の元号の中で248番目の新元号・令和は、「2019年5月1日」からスタートします。

 

※改元は5月2日からになるようですね。

 

新年度の4月1日から始まるものだと思い込みがちですが、間違えやすいため、注意が必要ですね。

 

安倍首相がSMAPの名曲「世界に一つだけの花」を参考にしたのが、個人的には嬉しく感じてしまいました!

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。