2019年3月16日、埼玉県飯能市に「ムーミンバレーパーク」がオープンしました!
連日大盛況のこのテーマパークは、ムーミン好きに大人気!!
童話やアニメでおなじみのムーミンの世界にどっぷり浸れると大評判です。
そんななか、ムーミンの彼女の名前が「スノークのおじょうさん」になってて気になりますよね。
調べて分かったのですが、名前が「ノンノン」や「フローレン」じゃない理由についてお伝えします!
スノークのおじょうさんは原作の名前だった!?
ムーミンのガールフレンドの名前は「スノークのおじょうさん」です。
原作では、このような呼ばれ方をされてて、名前が一度も出てこなかったことはご存知でしょうか?
本当にフィンランドの作家トーベ・ヤンソン、ラッセ・ヤンソンの原作「ムーミン」では、固有名が出て来ません。
この事実…調べて分かったときは衝撃を受けました!!
アニメ版では、このわかりにくさを解消するために、名前を付けられることになったようですよ。
まあ、ふつうに考えてみればわかりますよね?
呼ばれるたびに「スノークのおじょうさん」、「スノークのおじょうさん」では視聴者が混乱すること必至です!!
初代アニメ版で「ノンノン」と名付けられた理由は?
1969年に始まった最初のアニメ版「ムーミン」では、「スノークのおじょうさん」の名前は「ノンノン」でした。
当時の音響監督の田代敦巳さんが、演出家の大隅正秋さんの妻の愛称「ノンちゃん」から「ノンノン」と名付けることに。
キャラクターのイメージとピッタリだったのでしょうか?
ただし、原作者からは不評(ノンノン=NOを意味する)だったそうで、リメイク版の「楽しいムーミン一家」からは改名されてしまいます。
この初代アニメ版「ムーミン」では、暴力的なシーンもあったため、原作者から怒りの抗議を受けることもあったそうです。
それでも当時の「ムーミン」を知る人からは人気作品だったこともあり、今でもムーミンと言えば初代アニメ版を思い出す方も多いのではないでしょうか?
「ムーミンの彼女の名前は?」と聞かれて「ノンノンでしょ?」と答えてしまう方は年齢が分かってしまいそうですね!
全然なんの脈絡もないけどさ、スノークのお嬢さんって、、、ノンノンだったよね??
— こはる (@cohalumba) 2019年3月16日
フローレンはドイツ語でお嬢さんの意味!?
1990年から放送されたリメイク版「楽しいムーミン一家」は前作よりも明るい作風になります。
初代アニメ版でクレームを入れた原作者からの監修も入ったため、お子様でも前作より安心して楽しめる作品になりました。
リメイクにあたり「スノークのおじょうさん」の名前も「ノンノン」から、「フローレン」に改名されることに。
ムーミン童話が書かれたスウェーデン語名Snorkfrökenの“お嬢さん”にあたるfröken(フローケン)と、
同じ語源をもつドイツ語のFräulein(フロイライン)から、フローレンと呼ぶことにしたといわれています。
引用元:ムーミン公式サイト
このリメイク版のアニメ放映当時、「ノンノン」から、「フローレン」に改名されたことがわかったときに、違和感を少しだけ感じた方もいらっしゃったのでは?
でも、アニメの内容が楽しかったこともあり、すぐに慣れてしまいましたね。
名探偵コナンの江戸川コナン役でおなじみの高山みなみさんが、ムーミントロール役を演じていたこともあって、今でもムーミンと言えば、このリメイク版アニメ「楽しいムーミン一家」を挙げる人が多いようです。
裸エプロンさん年齢相応の反応w
スノークのお嬢さん(原作=snork maiden)
↓
ノンノン(1969〜1990)
↓
フローレン(1991〜)大体年代がわかる会話
— sakaky (@sakakkkky) 2019年3月17日
スノークのおじょうさんまとめ
ちなみに、「スノークのおじょうさん」はムーミンやムーミンパパ・ムーミンママとは異なる種族「スノーク族」なんです。
「スノーク族」の特徴はムーミンたち「ムーミントロール族」と違って、「髪の毛があること」。
この記事を書くまで、違いに全く気づきませんでした。
単にムーミンのガールフレンドでカワイイ感じを出すために、前髪を付けたデザインにしたのかなと思ってましたね。
…あまりいないと思いますが、同じムーミン族だと思っていた方は、他にいらっしゃいませんか?
ちなみに、「スノークのおじょうさん」にはお兄さんがいます。
名前は「スノーク」。
「スノーク族のスノーク」…めっちゃシンプルですが、名前考えるのが面倒だったのかなと思ってしまいました。
初代アニメ版のスノークの声優・広川太一郎さんの「ノ↑ン↓ノ↑ン↓」という、博識で貴族然とした抑揚のある呼び方を覚えている方もいらっしゃることでしょう。
以上、可愛いムーミンのガールフレンド、「スノークのおじょうさん」についてお伝えしました。
正直、とても読みづらいですし、アニメから入った人だと「ノンノン」や「フローレン」の方が馴染めますよね。
スノークのお嬢さんめっかわ・・・
あとパパもきゃわでした#ムーミンバレーパーク pic.twitter.com/MChF9lHSK2— しろか*22日陸ガジェクラ (@shirotarosu) 2019年3月17日
「ムーミンバレーパーク」では原作準拠で「スノークのおじょうさん」と表記されています。
2つのアニメ版ムーミンをご存じない方には、違和感のある固有名ですが、ともに愛されるキャラであることは間違いありません!
「ムーミンバレーパーク」に足を運ばれた方はぜひ、「スノークのおじょうさん」のライブシアターで声優・花澤香菜さんが演じられるアトラクションを楽しんでくださいね!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。