木原美悠(きはらみゆう)は、天皇杯・皇后杯 平成30年度の全日本卓球選手権大会で平野美宇を4-1で打ち破り、一躍有名になりました。
その後も、ベテランのカットマン佐藤瞳を4-3フルセットを粘り勝ちしてベスト4進出!
さらに、森さくらを4-2で下し、伊藤美誠選手との決勝を争うことに!!!
女子シングルス決勝戦、第4ゲーム、9-3と大差を付けられてからの逆転! 第1~3ゲームを立て続けに取られて、追い込まれた状態からの逆転の4ゲーム目! 彼女のメンタルの強さにはビックリしました。 結果は4-1と残念な結果に終わりましたが、木原選手の成長ぷりには驚かされるものがありますね。
メディアでも「甘えない中学2年生」という新しいパワーワードが誕生した木原選手。
そんな彼女の強さの秘密を、経歴中心に調べて分かったことを説明していきます。
木原美悠は14歳で優勝経験なんと14回!?
木原美悠プロフィール
名前:木原美悠(きはらみゆう)
年齢:20歳
生年月日:2004年8月3日
出身地:兵庫県明石市
出身中学→高校→大学:北区稲付中学校 (在学中)
居住地:東京都北区
身長:163cm
経歴:JOCエリートアカデミー (在籍中)
世界ランキング(最新):85位
ランキングポイント:4905
明石市立二見西小学校時代に数々の卓球大会で優勝されていますが、その数はなんと12回!準優勝でも4回とすさまじい戦歴です。
中学生になられてからは、優勝2回、準優勝6回とライバルも強くなってきている様子です。
これは、日本女子卓球界のレベルがここ数年で異様な程に引き上げられた結果ですね。
18歳の平野美宇や、伊藤美誠が中堅扱いされるほど、若い選手層の厚みが急激に増えている証拠と言えます。
練習量を尋ねると、『(1日)3時間半くらい』と言う。学校がある日は3時間半、みっちり練習し、休みの日は練習試合など、卓球づけの毎日を送っている。
引用元:TVO テレビ大阪
幼少時から練習の鬼だった木原さん。
数々の優勝回数を達成した強さの秘密はこの練習量によるものですね。
木原美悠が卓球を始めたのは何歳から?家族は卓球一家?
美悠さんご一家は卓球家族!
お父様は元卓球選手で、現在は卓球教室「ALL STAR」を運営。
美悠ちゃんの兄弟もすごい。姉の茉鈴(まりん)さんは、高校2年の時に兵庫県大会で優勝。3年連続インターハイ出場の実績。
引用元:TVO テレビ大阪
お姉さまは中学、高校時代に輝かしい成績を残されています。
兄の翔貴(しょうき)さんも、中学2年のとき近畿大会優勝をするなど、卓球界では木原3兄弟として有名である。
引用元:TVO テレビ大阪
お兄さまも大きな大会で優勝経験をお持ちでコーチまで兼任されていますし、弟さんも卓球人生を始められています。
そんな卓球をするには最高な環境で生まれ育った美悠さんは、弱冠4歳の頃から卓球人生をスタートされました。
木原美悠の小学生時代が凄すぎる!福原愛の再来?
主な戦歴(小学生時代)
2011年度 全日本卓球選手権大会 バンビの部優勝
2012年度 全日本卓球選手権大会 バンビの部優勝
2013年度 全日本卓球選手権大会 カブの部優勝
2014年度 全日本卓球選手権大会 カブの部優勝
2016年度 全国ホープス選抜卓球大会優勝
2015年には、小4の木原さんが全日本ジュニアで高校生を撃破したことで話題になりました。
ジュニア女子シングルス1回戦で小学4年の木原美悠(ALL STAR)が尾西茜(千葉・木更津総合高)を3-0で破った
引用元:時事ドットコム2009年大会に当時小学2年だった平野美宇(現エリートアカデミー)に次ぎ、1998年大会の福原愛(現ANA)らに並ぶ、史上2位タイの小学校4年生での勝利を飾った。
引用元:スポーツ報知
福原愛選手や、平野美宇選手に並び評されるほどの実績を積まれていたわけですね!
だが、98年に福原愛(26=ANA)が小4で準優勝したことを聞くと「たぶん無理だと思うけれど、愛さんを超えたい」と目標を変更し、優勝への意欲を示した。
引用元:日刊スポーツ
木原さんは小学生時代に2連覇を達成されていますが、福原愛の再来と言われていたそうですし、目標を愛選手に据えるなど上昇志向の強さがこの頃から既にうかがえます。
小4での4回戦進出は11年の平野美宇に並んだ。
引用元: nikkansports.com
実績面でも平野選手に引けを取らなかった木原さん。大番狂わせかと思われた今大会の結果も決して不思議ではなかったのです。
昨年の全日本選手権カブの部(小学4年以下)で優勝し、平野美宇(エリートアカデミー)、伊藤美誠(みま)(スターツ)の中学2年生コンビに続く世代として期待されている。
引用元:産経ニュース
みうみまに続く、期待のホープとして、木原さんは期待されているようですね。
卓球界のニューヒロイン! 木原美悠
天才卓球少女として、すでに4年も前から注目を集めていた木原さん。
木原美悠の中学時代・JOCエリートアカデミー入り?
主な戦歴(中学生時代)
2017年度 全日本中学校卓球選手権大会 女子シングルス優勝
2018年度 ITTFワールドツアープラチナ 韓国オープン 女子シングルスU-21優勝
2017年より10期生として、養成機関「JOCエリートアカデミー」に入校されてさらに実力に磨きを掛けられました。
卓球の「ジャパンオープン荻村杯」は2日目の15日、U-21(21歳以下)の部・女子シングルス決勝で12歳・木原美悠(エリートアカデミー)が、17歳・梅村優香(四天王寺高)に1-3で敗戦。張本智和(エリートアカデミー)の12歳356日を塗り替える史上最年少優勝はならなかったが、3か月までまでランドセルを背負っていた天才少女が卓球界の新星となりそうだ。
引用元:livedoorNEWS
こちらの大会では惜しくも準優勝!それでも期待の新星とも評されていますね。
平野を筆頭に16歳の早田ひな、伊藤美誠ら10代の才能が次々と芽吹き、木原も15歳で迎える20年東京五輪で期待されるが「出たいけど、東京の次を目指したい」とポツリ。若いからこそ、長い目で将来を見つめている。
引用元:livedoorNEWS
中学生になったばかりの木原さんは、遠慮がちにコメントされていますが、実は当時からすでに目標を東京オリンピックに据えられていたようです。
JOCエリートアカデミー入校は「メダリストへの最短ルート」
日本オリンピック委員会が設立した育成事業で、国際大会で活躍できる競技者を育成することが目的とする団体。
幼年期に競技を始め、才能を示した選手を最高の環境とスタッフのもとで、一貫指導。
2008年東京都北区で、14競技の五輪代表が練習できるナショナルトレーニングセンター(NTC)が完成。
将来のメダリストを育成するために、エリートアカデミーが開校されました。
アカデミー生になるための条件は、ジュニア大会で実績を残した小学校高学年~中学生までを対象に、全国から選抜。
NTC併設の寮で生活し、近隣の中学や高校に通いながら専門競技の練習に集中して取り組ませます。
生活費や競技にかかる費用は、すべて無料で親の負担は学費を出す程度。
食事や栄養面でも専属の栄養士が担当し、体調管理も常にチェックする念の入りよう。
最新設備が整った練習場で、選手各自に合わせたトレーニングを施し、五輪代表選手と一緒に練習させることも。
トップレベルの実力選手のプレーや指導を間近に学べ、実力アップを図ることができる仕組みになっています。
トップアスリート育成機関の、JOCエリートアカデミー入校が「メダリストへの最短ルート」と言えるでしょう。
この育成機関の開校までに、主体となって取り組まれてきた「日本卓球協会」の深謀なる計画は実に30年以上も前にさかのぼります。 かつて世界卓球界にその名をとどろかせた第一人者、荻村伊智朗選手の意志を継ぐ方々が今日の日本卓球界の礎(いしずえ)となった話は割愛します。
木原美悠(JOCエリートアカデミー) 意気込み/世界卓球2019 男女日本代表選手1次選考会
世界卓球の日本選手代表選考会で意気込みを語られています。
今回の全日本選手権大会で素晴らしい戦績を残された木原さん。
木原美悠さんが、2020年東京オリンピックで日本にメダルをもたらしてくれる主力選手になってくれることに期待しましょう!!